続報! ATOK/一太郎UNIX USER2004年12月号特別企画より転載(2/4 ページ)

» 2004年11月22日 17時00分 公開
[UNIX USER]
動作環境・互換性

 ATOK X for Linuxの動作環境としては、表1のものが提示されている。最近のディストリビューションであれば、大きな問題はないだろう。主要なLinuxディストリビューションにはバンドルされるか、対応していく予定のようだ。

表1 ATOK X for Linuxの動作環境
要素バージョン
Linuxカーネル2.4.20以上
glibc2.3.2以上
GTK+2.2.1以上
XFree864.3.0以上

 OSが異なることで、Windows版やMac OS X版などにあった機能で、Linux版で実現されていない機能も残念ながらある。リスト1に挙げたものが主なもので、基本的にほかのアプリケーション/ソフトウェアとの連携機能である。

リスト1 Windows版のATOK 17でATOK for Linuxには搭載されていない機能

手書きATOK(漢字検索、部首検索)
AI辞書トレーナー
お気に入り文書
iATOK
ATOKナビ
ATOK Sync
Office連携
アプリケーション別設定切り替え
翻訳ソフト連携
フィードバック変換
連想変換
電子辞書検索
省入力データのユーザー登録機能

 そのほか、ほかのOSのATOK 17やATOK Xからのデータのやり取りについては、以下のことが可能だ。

  • Windows版およびMac OS X版ATOK17の辞書(システム辞書、ユーザー辞書)および省入力データが利用可能
  • Windows版ATOK 17のスタイルファイルが利用可能(ファイルパーミッションの変更、文字コードをシフトJISからUTF-8へ変換する必要がある)
  • ATOK Xのユーザー辞書、補助辞書、スタイルファイルを、環境移行ツールで取り込み可能

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