米Appleは1月4日、エンタープライズ向けのSANファイルシステム「Xsan」を出荷開始した。クライアント/サーバ当たり999ドル(日本では10万2900円)という、「業界で最もアグレッシブな価格」(同社)をうたっている。Xsanは2004年12月20日に発売予定だったが、延期されていた。
XsanはMac OS Xに対応した64ビットのクラスタファイルシステム。ストレージリソースを集中化し、Fibre Channel経由で複数のコンピュータから同時にアクセスできる。Mac OS X上では初めて最大64人の同時アクセスに対応した。プロのビデオ編集といった作業や企業、政府機関、教育機関でのストレージ集中化、高性能コンピューティングに最適だと説明している。
世界製品マーケティング担当上級副社長、フィリップ・シラー氏は「AppleのXsanファイルシステムソフトとXserve RAIDストレージシステムの併用で、パワフルかつ管理が容易なエンタープライズクラスのSANソリューションを画期的な低価格で提供できる」とコメントしている。
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