NECはレーザープリンタ「マルチライタシリーズ」に、紙文書のコピーによる情報漏えいを心理的に抑制する特殊印刷機能を追加する。
NECは2月1日、同社のレーザープリンタ「マルチライタシリーズ」に、紙文書のコピーによる情報漏えいを心理的に抑制する特殊印刷機能を追加すると発表した。
この機能は、マルチライタシリーズと、富士ゼロックスのソフトウェア「TrustMarkingBasic」との連携によって実現されるもの。重要な文書のプリント時に、地紋を同時に埋め込んで印刷することにより、複写機でコピーなどを行うと、配布先の氏名や「禁複写」といった隠し文字が浮かび上がり、一目で複製が明らかになる。専用の地紋紙が不要で、低コストで運用できる点が特徴だ。
同社はこれまでも、「iPrinting.Secu@」という名称でプリント時の認証や印刷伝送路の暗号化、印刷ログの収集といったセキュリティ機能を提供してきたが、特殊印刷機能の追加により、紙文書経由での情報漏えいに歯止めをかけられるとしている。
対応機種はカラーマルチライタ9900C/9800C、マルチライタ3300N/1500N。2月1日以降準じ対応する。
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