OpenScorecard――手法そして道具ビジネス-オープンソース・ソフトウェアを紹介

» 2005年02月02日 16時28分 公開
[オープン・アレキサンドリア]

 企業のマネジメント手法はずっと進化し続けている。これといった、100%問題のないマネジメント手法が生み出されることはなかったし、これからもないだろう。ビジネスは常に進化し、状況、市場、立場、国民性や将来性などさまざまな要因が絡んで決まってくるからだ。

 そんな中、ここ数年注目されているマネジメント手法が「バランススコアカード」だ。細かい説明は専門サイトに任せるとして、基本コンセプトは「財務」「顧客」「内部プロセス」そして「学習と教育」という4つの視点を持つことにある。

 結局のところ、情報化が進むにつれてこれまでの有形資産、財務諸表による企業評価では読めない評価基準が出てしまったということだ。その点に正しく注目しなければ、間違った評価の下、間違った経営判断をしかねないのである。

 本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはOpenScorecard、バランススコアカードによるマネジメントを手助けしてくれるツールである。

 正直、使い方は分かっていない。と言うのもバランススコアカードへの理解が低いためだろう。まずそちらを勉強してからでないと使いこなすのは難しいと言わざるを得ない。

 道具や手法はそれを使いこなすのが目的ではない。重要なのはそれをどうビジネスや業務に生かすかだ。手法はすでに先人の知恵が生かされている。まず手法を覚え、自分に合っていると感じれば道具を使ってみるのがよいだろう。道具が問題を解決してくれる訳ではないのだから。

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