国内データベースソフト市場は3年ぶりに拡大、ガートナー

ガートナー ジャパンは、2004年の国内データベースソフトウェア市場規模は、前年より2.8%拡大し1465億円に上ったと発表した。

» 2005年07月06日 11時01分 公開
[ITmedia]

 ガートナー ジャパンは7月5日、2004年の国内データベースソフトウェア市場規模は、前年より2.8%拡大し1465億円に上ったと発表した。データベースソフト市場がプラス成長を見せたのは3年ぶりという。

 シェアはOracleが24.0%でトップを占めた。続いてIBM(20.6%)、Microsoft(15.1%)、富士通(14.9%)、日立(11.0%)となっている。2003年と比べると、富士通とMicrosoftの順位が入れ替わったが顔ぶれに変動はない。

 同社主席アナリストの堀内秀明氏はこの結果について、2004年の市場規模は若干拡大したものの「企業のIT投資に対する目は引き続き厳しい」と分析。このため、データベースが稼動するOSを見ると、プロプライエタリなOSやUNIXが減少し、コストパフォーマンスのよいIAサーバをプラットフォームとするWindowsやLinuxといったOSが増加傾向にあるという。同氏は、今後もコストパフォーマンスを理由にIAサーバが選択される率がいっそう伸び、UNIXのシェアを獲得していくと予測している。

 なお、2009年の国内データベース市場規模は、年3.7%の成長を見せ、1760億円に達すると予測している。

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