JIPDEC、個人情報保護の講演会で情報流出

JIPDECは、8月5日に札幌で開催した「個人情報保護に関する講演会」の参加者に対し、消費者から寄せられた苦情相談内容と個人情報を含む資料を誤って配布していた。

» 2005年08月17日 18時29分 公開
[ITmedia]

 財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)は、8月5日に札幌で開催した「個人情報保護に関する講演会」の参加者に対し、消費者から寄せられた苦情相談内容と個人情報を含んだ資料を誤って配布していた。

 印刷発注の際に誤って混入したのが原因で、配布された資料には、相談者の氏名(姓のみ)、携帯電話番号、相談内容が記載されていた。相談内容には、相談の対象となった事業者名も含まれていた。

 講演会開催時に担当者が気付き、その場で回収したが、11部が回収できなかった。その後、参加者に連絡を取り、8月17日時点で7部を回収した。JIPDECは「引き続き回収に向けて努力する」と話している。

 対象となった相談者と事業者には、事実報告と謝罪した。「今後2度と同様な過ちを起こさないよう、資料の印刷発注および納品の際のチェックを徹底するとともに、役職員すべてに対して情報管理の徹底を図る」(JIPDEC)としている。

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