富士ゼロックス、長期署名フォーマットもサポートしたe-文書法対応文書管理システム

富士ゼロックスは、長期署名フォーマット「XAdES」に対応した電子文書管理システム「富士ゼロックス ArcSuite e-文書法対応」を発表した。

» 2005年12月20日 18時53分 公開
[ITmedia]

 富士ゼロックスは12月20日、長期署名フォーマットに対応した電子文書管理システム「富士ゼロックス ArcSuite e-文書法対応」を発表した。

 ArcSuite e-文書法対応は、同社が提供している統合文書管理システム「富士ゼロックスArcSuite Office」の電子文書の保管/管理機能をベースに、電子署名やタイプスタンプの付与/検証による原本性保証機能を加えた文書管理システム。文書をワークフローに沿って管理するだけでなく、データの改ざん検知と時刻認証も実現する。

 特徴は、W3Cが公開し、次世代電子商取引推進協議会(ECOM)も提言している長期保存プロファイル「XAdES」に対応していること。電子署名や電子証明書、タイムスタンプやCRLといった情報を、XAdES準拠のXML形式で管理できる。

 また、国税関係書類の電子化に際してe-文書法が求める要件の1つである一括検証機能、保存が長期に及んだ場合の電子署名延長機能などもサポートする。

 富士ゼロックスではArcSuite e-文書法対応と、「ApeosPort」をはじめとする複合機や「証憑ソリューション」を組み合わせることにより、紙文書のスキャンから原本性の保証、保管/管理にいたるまでの一連の機能を支援できるとしている。

 ArcSuite e-文書法対応の価格は、10クライアントライセンスや原本性保証オプションなどを含んだ基本セットが450万円から。2006年1月16日より販売を開始する。

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