1月6日に緊急公開されたMS06-001とは別に、月例パッチとして2件の修正プログラムがリリースされる予定だ。
マイクロソフトは1月6日、Windows Metafile(WMF)の脆弱性を修正するパッチ(MS06-001)を緊急公開するとともに、当初リリースを予定していた1月10日(日本時間で1月11日)の月例パッチの内容について明らかにした。
この事前通知によると、1月の月例パッチではWindows OS向けが1件、Microsoft OfficeおよびExchange向けが1件リリースされる。いずれも最大深刻度は「緊急」だ。Windows向けのパッチでは適用後に再起動が必要になる。
マイクロソフトは、「テストが予定より早く完了し、公開の準備が整った」ほか、顧客からの強い要望があったことを踏まえ、WMFの脆弱性を修正するパッチとして、MS06-001を予定より前倒ししてリリースした。しかし、1月10日にリリースされる2件の月例パッチは、MS06-001とは別の問題を解決するもの。MS06-001をインストールしたからといって月例パッチが不要になるというわけではない。
同社は併せて、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」を更新して新たにいくつかのウイルス/ワームに対応するほか、Windows Update/Software Update Services(SUS)/Microsoft Updateなどを通じて、セキュリティ問題以外の更新プログラムもリリースする予定だ。
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