マイクロソフト、SQL Serverのビジョンと新ブランドを発表

SQL Server 2005 SP1日本語版、SQL Server 2005 Express Edition with Advanced Services日本語版が4月20日から提供開始される。そして、新たな「Everywhere Edition」も登場する。

» 2006年04月19日 18時57分 公開
[ITmedia]

 「Your Data, Any Place, Any Time」。

 マイクロソフトは4月19日、米Microsoftからの次世代データベースを印象づける新たなビジョンのコピーを発表した。「ユーザーが情報資産からビジネスの価値を高めることを目的として、データがどこに存在しても自由にアクセス可能な環境を提供する」という意味が込められている。

 このビジョンに基づく新しいブランドも発表され、「Microsoft SQL Server AlwaysOn Technologies」、そして「SQL Server 2005 Everywhere Edition」の提供意向も明らかとした。

 Webサービス、Webアプリケーションがインターネットを介したサービスの中核となりつつある現在、その情報源を支えるのがデータベースソフトウェアとなっている。Microsoftは対IBMのDB2 Viperリリースを見据え、広範囲なプロモーションを繰り広げている。

 「SQL Server Always On Technologies」は、4月20日から提供開始されるSQL Server 2005 SP1日本語版にサポートされている、データベースミラーリング機能に加え、フェールオーバークラスタ、データベーススナップショット、スナップショット分離、ピアトゥーピアレプリケーション、ログシッピング、そしてダウンタイムを最小化してクリティカルなエンタープライズシステムを連続稼動させるためのオンラインオペレーションなどの機能が含まれる。いずれもが高可用性を保証するために不可欠なものとなっているもの。

 また、「SQL Server 2005 Everywhere Edition」は、非接続型のダイナミックアプリケーションなど、モバイルおよびデスクトップアプリケーションへの組み込みを想定したもの。同社では、CTP(Community Technology Preview)の提供について、2006年夏ごろを予定、製品版は2006年内であることも明らかにしている。

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