CTCは、米Data Domainのバックアップ用ディスクストレージ「DD400」を5月25日から販売する。データの重複保存を避けることで、理論上は実際の内蔵ディスク容量よりも平均約20倍のデータをバックアップできるという。
伊藤忠テクノサイエンス(CTC)は、米Data Domainのバックアップ用ディスクストレージ「DD400」を5月25日から販売する。
同製品は、Data Domain独自の「COS(Capacity Optimized Storage)」技術を搭載しているのが特徴で、初回のフルバックアップ時以外は、バックアップデータの中から重複部分を探し出し、新規データや更新されたデータのみを抽出保存する。過去にバックアップした同一データは、インデックスのみを記憶し重複保存を避けるため、「実際の内蔵ディスク容量よりも理論上、平均で約20倍のデータをバックアップする」ことが可能という。
DD400シリーズには、ディスク容量の異なる「DD410」(1Tバイト)「DD430」(2.5Tバイト)「DD460」(5Tバイト)の3モデルがあるが、バックアップ可能容量はディスク容量よりも多い15Tバイト、42Tバイト、83Tバイトとなっている。
またNAS(Network Attached Storage)としてネットワーク上に設置でき、バックアップソフトやOSコマンド、アプリケーションのバックアップツールなど、さまざまなバックアップ方法に対応する。筐体サイズも3Uのため、同容量のテープバックアップシステムと比較して設置スペースを約60分の1に節約できるメリットもある。
CTCでは、常時複数の開発プロジェクトを抱える製造・精密業などの大手企業などを中心に販売活動を展開するほか、シマンテックの「VERITAS NetBackup」などと組み合わせたバックアップソリューションとしても販売する。
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