データコア、ディスクベースの遠隔コピーを安価に実現する「SANmelody DR」

データコア・ソフトウェアは、中小規模システム向けのディスクベースの遠隔コピーソフトウェア「SANmelody DR」の出荷を開始した。

[ITmedia]

　データコア・ソフトウェアは5月30日、中小規模システムを対象としたディスクベースの遠隔コピーソフトウェア「SANmelody DR」の出荷を開始した。

　SANmelody DRは、中規模からハイエンドのシステムをターゲットとしたストレージ管理ソフトウェア「SANsymphony」「SANmelody」の仮想化技術をベースに、ディスクベースの災害対策／遠隔コピーを実現するソフトウェア。iSCSIもしくはファイバチャネル（FC）による同期コピーのほか、IPネットワーク経由の非同期コピーもサポートしている。

　中小企業におけるデータバックアップでは、テープベースのシステムが普及しているが、復旧作業の手間や時間の点が課題となっていた。これに対しディスクベースのバックアップは、高速なバックアップ／リカバリが可能となるものの、コスト面が導入の障壁とされてきた。

　データコアではSANmelody DRを用いることにより、従来高価だったディスクベースの災害対策／遠隔コピーを10分の1の価格で実現できるとしている。また、既存の環境に与える影響が少ないこと、対向するサイト間で同一の機種構成を取る必要がないことなども特徴という。

　SANmelody DRはWindowsのほかSolaris、Linux、AIX、HP-UX、NetwareおよびVMwareに対応しており、最大2TBまでのデータをサポートする。価格は168万円から。