iTunesに脆弱性、最新版へのアップデート呼びかけ

iTunes 6.0.4以前には、任意のコードの実行につながりかねない整数オーバーフローの脆弱性が存在する。

» 2006年06月30日 13時38分 公開
[ITmedia]

 米Apple Computerは6月28日に、複数のセキュリティ問題の修正を含むMac OS Xのアップデートを行ったが、6月29日、それに続いてiTunesもアップデートした。

 Appleの情報によると、iTunes 6.0.4以前には、AACファイルの解析部分に整数オーバーフローの脆弱性が存在する。細工を施したAACファイルを通じて脆弱性を悪用されると、iTunesが停止したり、任意のコードを実行される恐れがあるという。なお、Macintosh版とWindows版の両方が影響を受ける。

 Appleでは問題を修正した新バージョン、iTunes 6.0.5にアップグレードを行うようユーザーに呼びかけている。

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