旅を楽しむためのお手伝いをします――4Travelオフ会での出来事(1/2 ページ)

インターネットを利用したユーザー参加型の旅行総合案内サイト「フォートラベル」。代表の津田氏が、その設立の思いを語る。そして、初めて開催された同コミュニティのオフ会をレポート。そこで見かけた赤いちゃんちゃんこ、いったい何を意味するのか?

» 2006年10月20日 07時00分 公開
[柿沼雄一郎,ITmedia]

 旅行好きな人々が集う「4Travel(フォートラベル)」というサイトをご存じだろうか。インターネットを利用したユーザー参加型の旅行総合案内サイトで、2004年の開設以降、月間利用者数は約200万人、総PV数は2500万PV/月と、着実にユーザー数を伸ばしている。コンテンツの閲覧はもちろんフリーだが、簡単な手続きで会員登録(無料)を行うと、サイト内で自分のブログの作成などができるようになる。多くの会員は旅行した際の見聞記などをエントリーしており、また「クチコミ」と呼ばれるページでは、さまざまな地域やホテルに関する投稿などの情報交換も活発に行われている。会員の層も幅広く、老若男女はもとより国内も北から南まで、果ては遠く海外在住の会員も参加しており、ありとあらゆる話題で盛んなコミュニケーションがもたれている。

旅行のクチコミサイト フォートラベル

 そのフォートラベルを主催する津田全泰氏は、以前楽天トラベルで旅行関連の業務を行っていた。津田氏とともにフォートラベルを創設した請川貴之氏も、かつて旅行添乗員を務めていたという経歴を持つ。

フォートラベル 代表取締役 津田全泰氏

 インターネットを利用した旅行案内サイトは古くから数多く存在しているが、そのほとんどは「激安」などといったキーワードでチケットやパック旅行を販売するスタイルが多い。こうしたサイトを利用したユーザーからは、ときに不満の声も聞こえてくる。

フォートラベル 取締役 マーケティング担当 請川貴之氏

「旅行代理店ではお客様と対面してさまざまな提案を行い、旅が終わるまでケアをします。そしてその旅行が終わっても、さらに次回の旅行を提案できるようなお付き合いをさせていただいてきました」(請川氏)

 ニーズはあるのに、ネット上の旅行サイトではこうしたきめ細やかなサービスはもとより望むべくもない。こうした点に疑問と不満を抱いた二人は、2003年にフォートラベル(当時は有限会社)を立ち上げる。翌2004年3月に『旅行のクチコミサイト フォートラベル』の正式サービスを開始した。

「ワンストップで旅行を提案でき、実行し、アフターフォローまでできる、そんなサイトを目指しました」(津田氏)

 旅行プランのコーディネートはできても、アフターフォローまではなかなか難しい。ここにフォートラベルはコミュニティというスタイルを取り入れ、ユーザー自らがお互いに情報交換して質の高い旅行を作り上げるという仕組みを編み出した。津田氏は、「自分がユーザーの立場から、本当に利用したいと思えるような旅行サイトにしたかった」と話す。

 そんなフォートラベル コミュニティの初めてのオフ会が、8月の終わりに催された。新宿―箱根湯本間を小田急ロマンスカーの貸し切り車両で移動し、神奈川県・湯本富士屋ホテルで交流会が開かれた。

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