Appleのセキュリティアップデートで一時不具合発生

PowerPC版Macで「2007-002」のアップデートを適用すると、それ以前のアップデート適用を促されるなどの不具合が指摘された。

» 2007年02月17日 11時45分 公開
[ITmedia]

 米Appleが2月15日に公開したセキュリティアップデート「2007-002」の適用後、それ以前のアップデート適用を促されるなどの不具合が指摘された。Appleでは報告を受けてこの問題を修正した模様だ。

 Appleサイトのディスカッションページではユーザーの投稿で、Security Update 2007-002をインストールした翌日に、既に適用済みのSecurity Update 2007-001とiTunes/Quicktime 7.0.2をインストールするようSoftware Updateで促されたと報告。これに対して同じ問題を訴える書き込みが相次いだ。

 SANS Internet Storm Centerで検証したところ、問題はPowerPCアーキテクチャのみで発生し、Intel Macでは再現されないことが判明。Mac OS X 10.4.8搭載で2007-0001のパッチを適用済みのマシンに問題が起きていることが分かった。

 CDから新しくインストールして10.4.8にアップグレードしたばかりのマシンを使ったテストでは、セキュリティアップデート2007-0001がダウンロードできてもインストールできなかったほか、Javaの更新やiTunes/Quicktime 7.0.2のダウンロードでも不具合が発生したという。

 SANSではこの問題をAppleに報告。その後同社で不具合を修正したとみられ、Software

Updateをクリックしても過去のアップデートが表示されなくなったとSANSは伝えている。

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