武蔵大学がIT基礎教育授業の企画・運営を日本IBMと協業

» 2007年04月04日 15時52分 公開
[ITmedia]

 武蔵大学と日本BMは、同大学が2007年度に学生向けに開講するIT基礎教育授業の企画・運営で協業することを発表した。武蔵大学は2007年9月から開始する経済学部での情報基礎教育を目的とした授業を、日本IBMの協力の下で実施。日本IBMは、この授業に対して、企画段階からのコンサルティング、講師派遣、ならびに学生が使用するIBM製品の無償貸与などの支援を実施する。

 武蔵大学は「知と実践の融合」を理念に、社会人としての基礎力を育てる実践的カリキュラムの開発・展開に独自に取り組みんでいる。また、語学教育と情報教育へ力を注いでおり、ITを使った課題解決力を育成するための授業の設置を計画していた。一方、日本IBMでは、従来の実践的大学教育支援プログラム「IBMアカデミック・イニシアティブ」のいっそうの推進を検討しており、こうした双方の要望が合致し、今回の協業となった。

 「IBMアカデミック・イニシアティブ」は、全世界のIBMで展開する産学連携活動「ユニバーシティ・リレーションズ」における取り組みの1つで、高等教育機関へIBM製品を提供することでIT教育の機会を提供、展開するプログラム。日本では2004年から、IBMソフトウェア製品の大学への無償提供を展開していた。今回はさらに、システムi事業部を中心にした「IBMアカデミック・イニシアティブ forSystem i」として、日本IBMではじめて大学と“協業型”での授業展開の実施といった実践的IT教育支援へ、これまでの取り組みを拡大するものだ。

 日本IBMは武蔵大学に、IBMのミッドレンジ・サーバ「IBM System i」、ERPソリューション「IBM iSeries Site」ならびにグループウェア「IBMLotus Notes /Lotus Domino」を無償貸与し、これらを使ったシステム環境の構築とサポート、および必要に応じて授業への講師派遣を実施。また、授業の企画についてコンサルティングを実施し、継続的な授業として定着させるために必要な支援を実施する。日本IBMは武蔵大学の2008年度以降の情報基礎教育授業へも、必要に応じた支援を継続する予定だ。

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