ITシステムの構築時において、マシンの性能やネットワーク環境には相当な注意が払われるが、見過ごされがちなのがサージ(過渡過電圧)対策だ。誤動作を引き起こすサージとはどんなものなのか。その対応策について解説する。
過電圧や落雷によってIT機器が損傷を受けることはよく知られている。サージ保護機能付きのOAタップも多数販売されている。だが、サージが発生する原因はそれだけではない。例えば、プリント基盤とICとの間隔が非常に近いこともサージの原因の1つだ。特に最近では機器が小型化しており、基盤上の導線もマイクロ単位で細くなっている。そのため間隔はどんどん狭くなり、それだけサージが発生しやすくなっているといえる。
また、サージの発生原因には、ICの許容電圧が低くなっていることも挙げられる。以前はコンピュータ機器の動作電圧は5Vが標準的だったが、現在は3.3Vが主流になりつつある。これは、消費電力は抑えられるが、同時に処理可能電圧のしきい値も低くなっていることを意味している。何らかの原因で電圧が上昇した場合に、機器が破損する可能性は高くなっているのだ。
ここでは、エーピーシー・ジャパンが、データラインのサージが発生する仕組みとその影響、サージから機器を保護する方法について解説する。
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