openSUSE 10.2のユーザーを対象に実施した調査で、デスクトップLinuxユーザーの姿が浮き彫りになった。
デスクトップLinuxのユーザーは20代の男性が多数を占め、コンピュータには詳しいがそれで生計を立てているとは限らない――。「openSUSE 10.2」のユーザー調査でそんな姿が浮き彫りになった。
調査はopenSUSE 10.2のユーザーを対象に実施され、2万7462人から回答があった。性別は男性が98%と圧倒的多数。年齢別に見ると20代が最も多く、25〜29歳が17.9%、20〜24歳が17.5%を占めている。
職業は学生が25%、システム管理者が21.4%、オフィスワーカーが14.9%、その他28.5%。コンピュータ経歴は「経験はあるが技術スキルを持たないユーザー」が35.7%で最も多く、「ITで生計を立てている専門知識を持ったユーザー」の32.9%を上回った。
openSUSEプロジェクトに参加しているのは少数派で、84.7%が「かかわっていない」と回答。OSはLinuxのほかにWindowsをインストールしているというユーザーが69.5%に上っている。
今後のopenSUSEに対する要望については、「ハードウェアのサポート向上」を望む声が68.9%と最も多く、「ソフトウェアパッケージの増加」も44.6%が挙げた。
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