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» 2007年07月02日 14時57分 公開

Eclipse Foundationが巨大なオープン開発プラットフォームをリリース

Eclipse Foundationは、同組織で「過去最大」となるリリースを行った。Eclipse Platform 3.3をはじめとするこのリリースには、1700万行を超えるコードが含まれ、そのサイズは昨年リリース時の2倍以上に当たる。

[Shirl-Kennedy,Open Tech Press]
SourceForge.JP Magazine

 会員制の非営利団体Eclipse Foundationは、同組織で「過去最大」となるリリースが利用可能になることを発表した。このリリースには、19か国310名の開発者による21のプロジェクト、1700万行を超えるコードが含まれ、そのサイズは昨年リリース時の2倍以上に当たる。

 ちなみに、昨年のリリース(コードネームはCallisto)は、12か国260名の開発者による10プロジェクトチームによって開発されたもので、700万行のコードが含まれていた。

 今回のリリースの主要コンポーネントとなるのがEclipse Platformのバージョン3.3(コードネームはEuropa)で、「あらゆるプラグイン拡張の作成のベースとなるコアなフレームワークやサービスを提供」することで、ほかの開発者がさまざまな統合化ツールを容易に作成できるようになっている。

 また、Europaは、サーバアプリケーション開発用の新たなランタイムテクノロジー、サービス指向アーキテクチャ(SOA)の開発者ツール、チーム向けの協調ツールを提供し、定評のあるオープンソースのプログラミング言語Rubyのサポートも強化されている。

 今回のリリース発表で、 Eclipseの常任理事マイク・ミリンコビッチ氏は次のように述べている。「Eclipse Europaリリースは、組み込み、リッチクライアント、機能の充実したインターネットやサーバといった各種アプリケーションを対象とした共通の開発プラットフォームを提供するという、われわれのコミュニティーの戦略遂行にとって重要なマイルストーンだ。Eclipseのもたらす大きな利点は、共通のコンポーネントモデル、フレームワーク、ツールによって、こうしたさまざまな種類のアプリケーションをカバーしている点にある」

 これほど多くのプロジェクトを同時にリリースする理由は、表向きは、バージョンの互換性の点での開発者間の混乱の軽減などとなっている。ただし、各プロジェクトが独自の開発計画と構造を持つ自己完結したオープンソースプロジェクトであることに変わりはない。

 Europaのフルリリース版は6月29日にEclipseから入手できるようになる。なお、同プロジェクトのWikiでは継続的に情報が更新されている。

 2004年に設立されたEclipse Foundationは、さまざまなEclipseプロジェクトのためのITインフラストラクチャとして「CVS/SVNコードリポジトリ、Bugzillaデータベース、開発指向型のメーリングリストおよびニュースグループ、ダウンロードサイトやWebサイト」を管理する非営利の会員制組織である。

Shirl Kennedyは、ブログ「DocuTicker」および「ResourceShelf」のシニアエディター。Information Today紙にも「Internet Waves」というコラムを寄稿。1982年からテクノロジーに関する執筆で活躍している。


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