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» 2007年07月11日 07時00分 公開

「とことんやり抜く姿勢が足りない」とNEC矢野社長

とことんやり抜く姿勢が足りない――7月10日に開かれたNECの経営方針説明会で矢野社長は、なかなか変われないNECの体質に触れた。

[堀哲也,ITmedia]

 「最大の問題は、粘っこく、とことんやり抜く姿勢が足りないところだ」――7月10日に開かれたNECの経営方針説明会で、「NECが抱えている本質的な問題は何か?」と尋ねられた矢野薫社長はこう答えた。

矢野薫氏 NECの矢野薫社長

 矢野社長就任1年目となる2006年度のNECは、半導体事業のターンアラウンドの遅れや会計問題の影響などで苦戦した。2007年度は「半導体事業の再建」「モバイルターミナル事業の黒字化」「NGNを軸とした成長戦略の具現化」を重点戦略に掲げ、飛躍に向けて足元を見直す年にしたい考えだ。

 矢野氏は「不本意な1年だった。夢を語るより、今年はしっかりやると決意表明したい」と会見をスタート。全社横断的な取り組みで、経営目標を達成させる強い決意を印象づけた。

 特に、携帯電話N703iμでの薄型サイズや、N904iのデザインなどを評価し、「新しい『Nらしさ』を確立しつつある」と本来の強さが戻ってきたことを強調。「(携帯電話の)開発陣はよく期待に応えてくれた。これはもっと良くなる。厳しい1年だったが、種まきもできつつある」と話した。

 しかし、2006年度の経営目標未達について記者から飛び出した「本質的な問題は何か?」との質問には、「40年NECにいるが、粘っこく、とことんやり抜く姿勢が足りない。計画が甘く、継続的に計画を実行する強さがない」と同社の変われない体質にあるとした。

 「決めた目標をとことんまで挑戦する文化をつくりたい」(矢野氏)。

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