リアルコムの「エンタープライズ2.0スイート」の全貌とは?

リアルコムのエンタープライズ2.0スイート「KnowledgeMarket EnterpriseSuite V4」は、企業の既存の情報共有基盤と、Web2.0による柔軟な情報活用手段を組み合わせた、新たな企業の情報プラットフォームである。

» 2007年08月21日 10時00分 公開
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 エンタープライズ2.0は、Web2.0の考え方をITシステムに取り入れて企業の課題を解決する。しかし、単にブログやSNSをそのまま導入しても失敗する可能性が高い。うなずく経験のあるシステム担当者も少なくないだろう。

 リアルコムのエンタープライズ2.0スイート「KnowledgeMarket EnterpriseSuite V4」は、Web2.0のエッセンスを抽出して既存のナレッジマネジメントおよびコンテンツマネジメントの仕組みに適応可能な形に組み込むことで、既存の情報共有基盤では解決できなかった課題を解決する。

情報マネジメントとコラボレーションの課題

 今日、多くの企業では情報共有基盤の導入から10年ほどの年月が経過し、企業内にはファイルサーバ、イントラネット、グループウェア、データベースといったシステムが乱立し、それらに蓄えられている情報の量は十分過ぎる時代となった。ところが情報の量があまりにも増え過ぎたことで、相対的に情報の質を下げだ。結果としてオフィスワーカーの生産性は下がり、同時にガバナンスの問題も引き起こしている。こうした情報の管理、すなわち「情報マネジメント」は大きな課題になりつつある。

 一方で、人と人との「コラボレーション」にまつわる課題も数多い。企業が抽象的な「組織図」から具体的な「ネットワーク」へと活動の形態シフトするにつれ、これまで上司の指示だけ聞いていればよかった従業員は、社内外のさまざまな人とコミュニケーションを行い自律的に業務を進めていくことが求められるようになった。また、個々人が持つ経験やノウハウを効果的に再利用することで、企業の競争力を圧倒的に高めるナレッジマネジメントも重要なテーマになっている。

photo 企業が抱える「情報」に関する課題

 エンタープライズ2.0がもたらす集合知はこうした状況を打破し、適切な情報の管理、すなわち情報マネジメントを実現しつつ、人と人とを有機的にネットワーキングすることで新しいコラボレーションを実現する可能性を秘めている。

次世代企業の情報共有基盤:REALCOM KnowledgeMarket EnterpriseSuite V4

 REALCOM KnowledgeMarket EnterpriseSuiteは、Web2.0の考え方を取り入れた次世代の情報共有基盤、エンタープライズ2.0スイートである。企業内の人と人、人と情報つなぎ、情報マネジメントの課題やコラボレーションの課題を解決する。

 KnowledgeMarketには大きく4つの特徴がある。1つ目の特徴が「マッシュアップポータル」である。マッシュアップポータルは、Googleガジェットに代表されるWeb上のさまざまな情報に加え、Lotus Notesなどの企業内システムの情報を利用者の視点で自由にマッシュアップできるエンタープライズ2.0時代のポータルである。

 2つ目の特徴は「情報品質の見える化」だ。Amazon.comのように、閲覧数や人気度などの情報の活用度・有用度を見える化し、ランキングやソートに活用することで、雑多な情報の中から本当に利用者が必要な情報をあぶりだすことができる。

 3つ目の特徴は「気軽な参加型コンテンツ」である。KnowledgeMarketではブログ、掲示板、文書管理、Q&Aなどパターンに応じたコミュニケーションツールを提供し、気軽に参加してコンテンツを発信できる仕組みを整えている。メールとの連携機能により、メールから気軽にコンテンツを投稿することも可能である。

 4つ目の特徴は「Know-Whoによる人と人とのネットワーキング」である。KnowledgeMarketではユーザーがどのような情報を発信し、どんなブログを書いているのか、どんなプロジェクトに参加しているのかを自動で蓄積し、ユーザー1人1人のプロフィールページに更新されていく仕組みである。このKnow-Who機能を利用して、社内の人と人とのコラボレーションを触発する。

 これら4つの特徴がどのように課題を解決していくのか、詳しく見ていくことにする。

マッシュアップポータルが実現するエンタープライズ2.0時代のポータル

 ポータルという考え方は以前より存在したが、マッシュアップポータルは今までのポータルと何が違うのだろうか。一番の違いは、ウィジェットという小さいアプリケーションが情報の単位となっていることである。ウィジェットは動的なアプリケーションであり、WebサービスからAPI経由で取得したさまざまな情報をインタラクティブに表示できる。例えば、スケジューラー、メール、ブログ/SNS、そしてNotesといったアプリケーションを登録し、マッシュアップポータル上で編集したり返信したりすることが可能である。今までのポータルに比べてはるかに柔軟性が高く、社内外のほかのシステムと連携をとることができるのだ。

 そして、こうしたウィジェットの配置をドラッグ&ドロップで変更したり、自分が追加したいウィジェットを追加したり、プロジェクト用に新たなポータルページを増やしたりといったことは、すべて個々のユーザーが自由に行うことができる。企業内の公式情報を閲覧するポータルのほかに、SNSやブログを中心とした非公式のポータルページを作ることも可能である。ユーザーが自分が欲しい情報を社内外から集めてきて最適配置することで、情報洪水の状況からの脱却が実現できる。

 ただし、企業内ポータルには通達のように従業員に必ず見せなければいけないコンテンツもある。KnowledgeMarketでは、特定のウィジェットはユーザーが勝手に消したり動かしたりできないよう設定をすることも可能だ。会社として伝えなければいけない情報をきちんと行き渡らせながら、ユーザーの自由とバランスさせることができるのである。

photo 社内外のさまざまな情報をウィジェットによってマッシュアップ、最適な情報の見せ方を実現する

情報品質の見える化による情報洪水の解消

 2つ目の特徴は情報品質の見える化である。KnowledgeMaretではすべてのユーザーの活動ログを蓄積しており、ログに基づいて閲覧数を表示し、活用度の見える化を行うことができる。またAmazon.comのブックレビューのように、情報の良し悪しに対して評価を行うフィードバックの仕組みがあり、有用度の見える化も行うことができる。

 この閲覧数とフィードバックの仕組みにより、情報洪水を回避できる。例えば、活用度が高い「売れ筋コンテンツ」をランキングしたり、よく投稿するユーザーをあぶりだすこともできる。また、有用度が高い順にソートすることで、最短でベストな情報にたどり着くこともできる。

 こうした見える化は情報のライフサイクル管理も実現する。ここ1年間誰にも閲覧されていない情報や、ユーザーの評価が低い情報を棚卸しすることで、常に鮮度と質の高い情報のみを維持し続けることが可能となる。

photo ユーザーの活動をログ化しておき、活用度の高い情報のみを抽出することができる

気軽な参加型コンテンツによるナレッジの吸い上げ

 ブログや掲示板、文書管理、Q&Aなどの手法に応じたコミュニケーションツールによって、参加型コンテンツを発信できる。全社掲示板やデータベースに投稿するのには気が引けても、自分のブログには気軽に投稿できるし、Q&Aの質問に回答するのであればきっかけがつかみやすい。こうしたWeb2.0の考え方を随所に取り込むことで、ユーザーが気軽に参加できる仕組みを実現している。

 しかし、日常使っているコミュニケーションツールに加えて、新たなツールを使うことには抵抗もあるだろう。そこで、KnowledgeMarketで力を入れているのがメールとの連携機能だ。KnowledgMarketでは、日々チームでやり取りをしているメールの内容を自動的に吸い上げて、チームコラボレーションサイトを作ることができる。ユーザーはこれまでどおりメールを使い続けるだけで、自然とKnowledgeMarketにコンテンツが蓄積されていき、過去の履歴を検索したりほかのプロジェクトメンバーと共有したりすることができるのである。日常の業務を変えることなく、自然にコンテンツを投稿させるのがエンタープライズ2.0の特徴である。

Know-Whoによる人と人とのネットワーキング

 どんなに完璧なデータベースシステムを作っても、本当に役に立つ知識は人の頭の中にある。最後は、人と人とのネットワークが仕事を進めるカギとなる。そこで役に立つのがKnow-Whoである。

 Know-Whoとは「誰がどんな人か」を集めた人のデータベースである。KnowledgeMarketではすべてのユーザーに自分のプロフィールページが1ページずつ与えられる。そこでは、そのユーザーがどのような知識を持っていて、今までどのような業務を行ってきたのかを把握することができる。ユーザーの活動をベースに、その人が発信したドキュメント、参加しているプロジェクトを自動的に掲載するところがポイントだ。

 このKnow-Whoは電話帳機能と連動しており、電話帳感覚で社内のキーパーソンを瞬時に探し出し、直接コンタクトを取り、お知恵を拝借することによって素早く問題解決をしていく。人と人をつなぐ企業版のSNSの真の姿が、Know-Whoなのである。

photo Know-Whoによって人と人とのつながりが自動的に生まれてくる

次世代のワークスタイル実現のために

 KnowledgeMarketはWeb2.0の考え方と、これまで長い歴史を持つ企業内情報共有基盤を見事に融合させた、これからのエンタープライズ2.0スイートといえるだろう。ブログやSNSなどの手法を取り入れたいユーザーや、ファイルサーバやグループウェアなど既存の情報共有基盤の更新時にWeb2.0の考え方を取り入れたいユーザーなど、どちらにとってもベストなソリューションになり得る。KnowledgeMarketによってWeb2.0の恩恵がユーザーに行き渡り、次世代のワークスタイルが実現することを願ってやまない。

REALCOM エンタープライズ2.0 Day 開催決定!
テーマ 企業を変革するエンタープライズ2.0
日時 2007年9月26日(水) 10:30〜16:45
会場 秋葉原コンベンションホール(地図)
定員数 250名
参加費 無料
主催 リアルコム株式会社
協賛 EMCジャパン株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社、ノックス株式会社(50音順)
協力 グーグル株式会社
メディア協力 @IT、ITmedia エンタープライズ、ITmedia エグゼクティブ、TechTargetジャパン

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提供:リアルコム株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2007年9月20日