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» 2007年09月04日 17時55分 公開

添付ファイルの誘惑に負けないで――IPAが迷惑メール対策の“心得”

情報処理推進機構(IPA)は2007年8月のウイルス/不正アクセス届出状況をまとめるとともに、改めて迷惑メールへの対処法などを紹介した。

[ITmedia]

 情報処理推進機構(IPA)は9月4日、2007年8月におけるコンピュータウイルス/不正アクセスの動向に関する調査結果を発表した。IPAに届け出のあった被害で多いのは迷惑メール(スパムメール)を媒介したウイルス感染で、IPAは不審なメールはすぐに処分するよう引き続き呼びかけた。

 ユーザーがスパムメール経由でウイルス感染するケースとしては、ウイルスが仕込まれた添付ファイルをクリックしてしまう場合や、メール本文中に書かれた人気サイトのURLに見せかけたリンク先あるいは本文中に貼りつけてある画像などをうっかりクリックし、ウイルスが埋め込まれたWebサイトに誘導されて感染してしまう場合が多い。IPAでは、スパム送信者はユーザーがメールを開きたくなるような件名、添付ファイル名を付けたり本文を書いたりしてくるため、その誘惑に負けずに、身に覚えのないメールは開かずに(読まずに)そのまま削除してほしいとしている。

画像 「スパムメールはすぐゴミ箱へ」(IPA)

 また、スパムメールは無差別、かつ大量に送られているため、返信するとユーザーのメールアドレスがスパム送信者に特定されてしまうことになる。さらにスパムが送られることのないように、文末などにある「『メール拒否はこちら』『配信停止はこちら』などと書かれているメールアドレスには絶対に返信をしないように」とIPAは併せて注意を促している。

 IPAによると、8月のウイルス検出数は7月の51万個から4.3%減の約49万個、届け出件数は前月3069件から8.6%減の2806件と、いずれも減少した。検出されたウイルスはW32/Netskyが42万個と大多数を占めた。不正アクセスの届け出については16件で、被害のあった件数は13件。このうち、不正侵入による被害の原因となったのはSSH(Secure Shell)ポートへのパスワードクラッキング攻撃によるものだった。

画像 ワンクリック詐欺による不正請求の相談件数推移(IPAより)

 なお相談受付状況では、総件数1013件のうち330件がワンクリック詐欺による不正請求についての相談。これは過去最高の件数であり、ワンクリック詐欺被害は依然として収まる気配を見せていない。

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