Wind River、商用Linux Platformの次世代版を発表

Wind Riverは、組み込み機器の開発用に最適化した「Wind River Linux Platform」の最新版を12月にリリースすることを明らかにした。

» 2007年09月27日 07時22分 公開
[ITmedia]

 Wind Riverは、先週マドリッドで開催されたモバイルLinuxおよびオープンソース統合イベント「Open Source in Mobile 2007」において、組み込み機器の開発用に最適化した「Wind River Linux Platform」の最新版を12月にリリースすることを明らかにした。

 Wind River Linux Platformは、Linuxカーネルに標準的なオープンソースミドルウェアをセットしたプラットフォーム製品で、Eclipseベースの統合開発環境「Wind River Workbench」、クロスビルド環境「Wind River Cross Build System」などを統合し、Linuxを使った組み込みシステム開発を支援する製品。

 最新版では、Linuxカーネル2.6.21ベースとなるほか、64ビットアプリケーションがサポートされるほか、カーネル空間とユーザー空間双方のデバッグに対応したツールも提供される見込み。また、ハードリアルタイムを実現するWind River Real-Time Core for Linux用のボード・サポート・パッケージ(BSP)をはじめとする多くのBSPに対応する。

 さらに、フットプリントの低減を図るルートファイルシステムのカスタマイズ機能や、カーネルの起動時間を高速化するための機能などが備わるという。

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