Firewireポート経由でWindows XP搭載PCに完全アクセスできてしまう問題が改めて脚光を浴びている。
Windows XP搭載PCのFirewireポート経由でコンピュータをハッキングできてしまう問題が、改めて脚光を浴びている。セキュリティ企業のF-Secureが3月4日のブログで伝えた。
この問題は2004年に指摘されたが当時はそれほど注目されず、ほとんど知られないまま現在に至っているという。
しかしオーストラリアのAge紙は4日、ニュージーランドのセキュリティコンサルタントがこのほど、Firewireのこの機能を使ってWindowsをハッキングできるツールを公開したと報じた。
F-Secureによれば、攻撃者がノートPCや手を加えたiPodをWindows XP搭載PCのFirewireポートに接続すると、PCメモリへの完全アクセスが可能になり、Windowsのロック解除、暗号鍵の窃盗、マルウェアのインストールなどどんなことでもできてしまうという。
この問題はWindows Vistaでは確認されていないが、Vistaも安全とは言い切れないとF-Secureは述べている。
現時点でこの問題の解決策は存在せず、コンピュータに使っていないFirewireがある場合は無効にした方がいいとF-Secureは勧告している。
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