Cisco、広範な製品群でセキュリティ機能を強化

米Cisco Systemsは、エンドポイントやファイアウォール、IPS(不正侵入防御)、ルータ製品の各分野でセキュリティ管理機能を強化した。

» 2008年04月09日 13時40分 公開
[ITmedia]

 米Cisco Systemsは4月8日、エンドポイントやネットワーク分野の広範な製品でセキュリティ管理機能を強化すると発表した。「自己防衛型ネットワーク(SDN=Self-Defending Network)」ソリューションとして展開し、企業ネットワークのセキュリティ管理の効率化を支援する。

 対象となるのは、エンドポイントや不正侵入の防御、ネットワークおよびアプリケーションベースのファイアウォール、セキュリティモニタリング/分析、集中ポリシー管理などの領域で、ソフトウェアおよびハードウェアの機能を強化する。

 具体的には、Cisco Security Agent 6.0とCisco Intrusion Prevention System (IPS) 6.1、Cisco Security Monitoring Analysis Response System 6.0、Cisco Security Manager 3.2、Cisco Integrated Services Routerの各製品にWebフィルタリング機能を統合する。また、Cisco Firewall Services Module(スイッチ用)をアップグレードするほか、Cisco IOS Firewallでは、ポリシーやネットワーク制御の設定などの管理項目を集約し、IPSのシグネチャ管理を簡素化をする。

 これらの機能強化を図ることで、同社ではトラフィックのパフォーマンスを維持しつつ、自社のネットワークの防御強化と管理業務を効率化できると説明している。

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