ヤフー、Silverlightを採用

マイクロソフトの次世代RIAテクノロジーとして知られるSilverlight。Yahoo! JAPANでの採用が決定した。

» 2008年04月09日 13時58分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトは4月9日、同社のSilverlightテクノロジーをヤフージャパンが採用したことを発表した。今後、ヤフーでは、Silverlightによって実現可能なDRM(デジタル著作権管理技術)を活用した動画コンテンツの提供や、アプリケーションプラットフォームの1つとして、Yahoo! JAPAN上でSilverlight対応のサービスを展開予定だという。

 「Silverlight」は、ブラウザによる表示の違いを吸収し、動画を中心としたRIA(Rich Interactive Application)を実現する技術。競合としてFlashなどがある。

 発表文の中で、「ヤフージャパンがマイクロソフトのSilverlightを用いたコンテンツサービスを展開していくことは、両社にとって有意義な取り組みです。Yahoo! JAPANは、日々変化するインターネット環境やユーザーのニーズに迅速、かつ適切に対応していこうと考えており、Silverlightを用いることで、より良いサービスを提供できると期待しています」と井上雅博社長は語っている。

 また、Yahoo! JAPANのSilverlightを活用したサービス開発に協力するセカンドファクトリーの取締役、東賢氏は、今日のWebアプリケーション開発においてSilverlightが持つ開発形態のメリットを挙げている。

 「Silverlightにおける開発の最大の利点は、柔軟なアーキテクチャが実現するデザイナーと開発者の間で分担と協調作業が成り立つワークフローが整えられることにあります。最新の統合開発環境であるVisual Studio 2008を利用し、開発者がC#などの生産性の高い言語を用いて安定したロジックを構築しつつ、デザイナーが新しいExpression Studioを利用して動きやレイアウト、グラフィックデザインなどでユーザーを強く動機づけるようなアプリケーションを構築することが可能になりました」と東氏。

 今回の発表に伴い、次のような実現イメージも公表された。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ