知人への連絡はメール、YouTubeだって見る――シニア層のPC利用はアクティブに 利用歴10年以上が半数近くに

知人と電子メールで連絡を交わし、インターネットショッピングやYouTubeを楽しむ――。1日に数時間PCを利用するシニア層が増えている。

» 2008年08月14日 08時25分 公開
[ITmedia]

 1日数時間PCに向かい、インターネットショッピングや動画を楽しむ。知人との連絡は電子メールで交わす――といったシニア層が増えている。ノートPCの販売や修理を手掛ける松陰が8月13日に発表した50・60代のPC利用調査の結果から、こうした実態が明らかになった。

 同社は50・60代のPC利用者300人に調査を実施。PCの利用歴を聞いたところ、PC歴は10年以上が49.3%と半数近くを占め、5年以上10年未満が38.7%、3年以上5年未満が10.3%と続いた。3年未満と回答したのは5名と全体のわずか1.6%だった。企業や家庭でPCが普及し、40〜50代にPCを使い始めた層がその後も継続して使いこなしてきたことが明らかになった。

 利用用途の1位は「電子メール」で、92.0%が活用していた。インターネットショッピングが78.3%、WordやExcelを用いた文書作成が64.3%と続く。ニュースサイトの閲覧が59.3%、YouTubeなどの動画サイトの閲覧が33.3%となるなど、インターネットを積極的に活用していることも見て取れた。ブログやホームページの作成は14.0%と低かった。

 1日当たりの平均利用時間は、2時間以上PCに向かっている50・60代が49.6%と半数近くに上った。3時間以上PCを利用しているシニア層も3割近くに達した。利用時間ごとの割合は、1時間以上2時間未満が29.7%、3時間以上が28.3%、2時間以上3時間未満が21.3%。

 プライベートで利用しているPCの利用形態を聞いたところ、個人での利用が65.3%と過半数を超え、同居人とPCを共有している割合の34.7%を上回った。PCの所有は「一家に1台」から「1人に1台」といったモデルに変化しつつあると同社は指摘している。

 調査は楽天リサーチの協力を得て、50・60代の男女300名に実施した。

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