日本SGI、トランスコーダのアプライアンス製品を発売

映像素材のマルチユース化により、放送局などではマスターデータのトランスコード処理をいかに迅速に行うかが課題の1つとなっている。そんな市場に日本SGIはトランスコーダのアプライアンス製品を投入した。

» 2008年10月07日 11時07分 公開
[ITmedia]

 日本SGIは10月6日、米Harmonicのトランスコーダ「Rhozet」を搭載したアプライアンス製品を発売した。映像素材のマルチユース化が進む昨今、マスターデータのトランスコード処理をいかに迅速に行うかが課題の1つとなっている放送局やコンテンツ配信業者、ポストプロダクションに向けて販売する。

 同製品は、Rhozetトランスコーダを搭載した複数のアプライアンスをグリッド化して動作させることで映像素材を多様なフォーマットに高速変換するもの。複数台でシステムを構成した場合、リアルタイム以上の速度でトランスコードすることも可能。対応フォーマットや基本機能の一覧は日本SGIのサイトで確認できる。XML形式のメッセージングを用いるAPIも用意されており、ほかのアプリケーションとの連携やインテグレーションも可能。

 日本SGIは、Rhozetトランスコーダを最適なサーバ製品とパッケージ化して販売していく予定で、サーバの種類は明言していない。プラットフォームはWindows Server 2003。

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