Java Servlet利用Webアプリフレームワーク「Apache Tapestry 5.0」がリリース

Apache Tapestry開発チームは、Webアプリケーションフレームワークの最新版を発表した。バグを修正し、GridやBeanEditFormなどのコンポーネントを強化した。

» 2008年12月17日 19時46分 公開
[末岡洋子,SourceForge.JP Magazine]
SourceForge.JP Magazine

 Apache Software Foundationの「Apache Tapestry」開発チームは12月12日、Webアプリケーションフレームワークの最新版「Apache Tapestry 5.0.18」をリリースした。運用環境に対応する正式版としている。同プロジェクトのWebサイトからダウンロードできる。

 Apache Tapestryは、MVC(モデル・ビュー・コントローラ)を利用したオブジェクト指向の開発アプローチをとる。標準のJava Servlet APIを利用、あらゆるサーブレットコンテナおよびアプリケーションサーバで動く。コンポーネントベースで一貫性のある構造を提供、新しいコンポーネントを容易に開発できるという。Java EE、Apacheの「HiveMind」「Spring」「Hibernate」などを容易に統合でき、拡張性と堅牢性を提供する。

 最新版は、幾つかのマイナーバグを修正した安定版。LinkSubmitが正式なコンポーネントとなり、GridやBeanEditFormなどのコンポーネントが強化された。コンポーネントメソッドにアドバイスを与えることが可能となったほか、@Logアノテーションを与えられるようになった。

 Tapestry 4からの変更として、バージョン5はコードベースが新しくなっており、フレームワークがコードに適応する適応型のAPIを採用していることなどを挙げている。

 最新版は、Apache License v2.0の下で公開されている。

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