アドベンチャーゲーム「MystOnline」がオープンソースに

米Cyan Worldsは、オンラインアドベンチャーゲームの「MystOnline:Uru Live」をオープンソース化する。ソースコードの公開時期やライセンスなどの詳細は明らかになっていない。

» 2008年12月17日 20時08分 公開
[末岡洋子,SourceForge.JP Magazine]
SourceForge.JP Magazine

 ゲーム会社の米Cyan Worldsはネットワーク型オンラインゲーム「MystOnline:Uru Live」をオープンソースプロジェクトにすることを発表した。サーバ、クライアントなどのソースコードを公開するほか、ホスティングサーバも立ち上げる。

 MystOnlineのサイトによると、オープンソースの取り組みとして、MystOnlineのサーバ、クライアント、ツールのソースコードを公開する。また、MystOnline向けデータをホスティングするサーバも提供する。

 MystOnlineは、1990年代に流行したコンピュータゲーム「Myst」から発展したオンラインゲームとなる(開発チームは、仮想世界の最終目標として「UruLive」という構想を持っており、MystOnlineは現時点での実装と定義している)。

 だが開発は以前から財務的に困難な状況にあり、開発作業を一時停止するなどの経緯を経ている。今回のオープンソース化について、開発チームは、これまでプロジェクトの構築に多大な力を注いでおり、プロジェクトをこのまま消滅させたくなかった、と説明している。オープンソースにすることは怖いことでもあるが、すばらしい驚きをもたらすことを期待しているという。

 Cyan Worldsはこのほか、Mystの「iPhone」「iPod touch」対応なども進めている。

 現時点では、ソースコードをいつ公開するのかやライセンスなど詳細については明らかにしていない。

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