Sunはストレージ製品と鍵管理システム間の通信プロトコルを公開した。オープンソースプロジェクトとして、開発ツールキットを提供する。
Sun Microsystemsは米国時間の2月17日、自社の鍵管理システム「Sun Crypto Key Management System(KMS)」とストレージデバイス間の通信プロトコルを公開、オープンソースプロジェクト「Crypto KMS Agent Toolkit」として開発を進めると発表した。
ストレージなどの暗号化デバイスと鍵管理システムとの間で、暗号鍵をやりとりするためのプロトコルを公開する。Crypto KMSクライアントを開発するツールキットを提供することで、再販事業者は追加ライセンスなしに暗号鍵をやりとりできるという。
対象となるのは、「Sun StorageTek KMS 2.0 Key Manager」「Sun StorageTek T9840D」「Sun StorageTek T10000A」「Sun StorageTek T10000B Enterprise Drives」「Sun StorageTek HP LTO4」などのストレージ製品。Sunはこれにより、OpenStorageイニシアチブを強化する。
ストレージ暗号鍵管理では、2月12日に米EMC、米Hewlett-Packardらが暗号鍵管理仕様を標準化団体Organization for the Advancement of Structured Information Standards(OASIS)に提案している。Sunは、今後も米国電気電子学会(IEEE)の作業部会IEEE 1619.3 Working Group、OASISと協力していく、と述べている。
ライセンスはBSD Licenseを利用、OpenSolarisのプロジェクトページからダウンロードできる。
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