BitDefenderが発表した2月のマルウェア感染ランキングで、リムーバブルメディアを通じて感染を広げるマルウェアの報告が相次いだ。
セキュリティ企業のBitDefenderは3月1日、2月のマルウェア感染ランキングを発表してリムーバブルメディアを通じて感染するマルウェア「Trojan.AutorunInf.Gen」の脅威が広まっていると注意を呼び掛けた。
Trojan.AutorunInf.Genは、フラッシュドライブやメモリーカード、外付けHDDなどのリムーバブルメディアを通じて接続したPCなどの感染を広げる。1月はランキング外だったものの、2月は感染報告全体の約9%を占めてトップとなり、被害が急増しているという。
2位にはWindowsの脆弱性を通じて感染を広げるワーム「Win32.Worm.Downadup.Gen」(別称Downad、Confickerなど)が6%強を占めて、前月の3位から上昇した。3位はPDFを装った不正ファイルの「Exploit.PDF-JS.Gen」で5%強を占めていた。
| 順位 | 脅威の名称 | 割合 |
|---|---|---|
| 1 | Trojan.AutorunINF.Gen | 9.09% |
| 2 | Win32.Worm.Downadup.Gen | 6.24% |
| 3 | Exploit.PDF-JS.Gen | 5.13% |
| 4 | Exploit.PDF-Payload.Gen | 4.21% |
| 5 | Trojan.Wimad.Gen.1 | 3.37% |
| 6 | Win32.Sality.OG | 2.77% |
| 7 | Trojan.Autorun.AET | 1.92% |
| 8 | Worm.Autorun.VHG | 1.85% |
| 9 | Exploit.Comele.A | 1.48% |
| 10 | Trojan.SWF.HeapSpray.B | 1.40% |
| その他 | ― | 62.53% |
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