Amazonが東京データセンター開設 EC2のレイテンシ改善へ

Amazon Web Servicesが東京にデータセンターを開設。国内ユーザーがEC2を使う場合のレイテンシが「数ミリ秒」に改善しているという。

» 2011年03月03日 05時14分 公開
[ITmedia]

 米Amazon.com子会社のAmazon Web Services(AWS)は3月2日、東京にデータセンターを開設したと発表した。EC2が国内サーバで利用できるようになる。AWSのデータセンターは国外に設置されていたため、日本国内のサービスが利用する場合は通信時間の遅延(レイテンシ)がネックになっていた。

 東京データセンターの開設を報告するAWSのブログによると、先行でテストしているユーザーはレイテンシを「数ミリ秒」と報告しているという。ジンガジャパンのmixiアプリ「ファームビレッジ」「トレジャーアイランド」が東京データセンターで稼働している。

 東京データセンター内で作成されたデータは海外サーバに動かすことはないという。企業によってはコンプライアンス上、データの国内保存が条件になる場合もあるが、こうした企業でも利用しやすくなるとしている。

 また日本語による有料テクニカルサポートも始めた。24時間の電話サポートを含む4メニューを提供する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ