Google、複数のWebアプリでのコンテンツ編集を可能にするAPI「Web Intents」を立ち上げ

「Web Intents」は、例えばユーザーが写真共有サイトで使い慣れたオンライン写真編集ツールを利用する、といったことを可能にする。

» 2011年08月05日 16時13分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは8月4日(現地時間)、写真や文書などのオンラインコンテンツを多様なWebアプリで閲覧・編集・共有できるようにすることを目指すプロジェクト「Web Intents」を立ち上げたと発表し、APIを公開した。

 同社のモバイルプラットフォームであるAndroidでは、既に「インテント」によってコンテンツを扱うアプリを呼び出せるようになっているが、Web Intentsは、この機能をWebアプリ向けに、より充実させたものになるという。

 例えば、オンラインの写真共有サイトでWeb Intentsによって「edit」インテントを有効にしておけば、Google Chromeユーザーはその写真共有サイト上でさまざまなWebベースの写真編集ツールを利用できるようになる。開発者は、2行ばかりのコードを追加するだけで、WebサービスにWebアプリを接続できるという。

 この機能は、Google Chromeでのみ利用できるが、プロジェクトサイトで公開しているJavaScriptのshimを利用すれば、米MicrosoftのInternet Explorer(IE) 8および9、MozillaのFirefox 3以上、米AppleのSafariにも対応する。

 現在使えるインテントは「discover」「share」「edit」「view」「pick」の基本的な5つだけだが、今後追加していく計画だ。

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