マカフィー、Android のカーネルに組み込むセキュリティソフトを発表

動作が許可されているアプリケーションのリストをOSのカーネルに組み込むことができる。

» 2013年03月13日 16時31分 公開
[ITmedia]

 マカフィーは3月13日、Androidベースの組み込み機器向けセキュリティソフト「McAfee Embedded Control」を発表した。

 新製品は、動作が許可されているアプリケーションのリスト(ホワイトリスト)をAndroid OSのカーネルに組み込んで利用する。リストに無いアプリは実行できないため、悪意あるアプリケーションのインストールや実行を阻止できるようになるとしている。

 Android向けのセキュリティソフトは基本的にユーザーレベルでしか利用できず、不正プログラム対策には限界がある。またOSレベルで対策を強化するには、従来は「Lecurity-Enhanced Linux」を利用するしか方法が無かったという。

 同社では「小売業の端末や医療端末、工業用制御システム、事務機器、ゲーム端末、車載端末および航空宇宙・防衛業界向けの多様な端末、固定機能のあるPOSインフラが不正にファイルなどの変更されるのを防止できる」と説明している。

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