Let's Encrypt発行の無料サーバ証明書、全主要ブラウザで有効に

ユーザー側で特別な設定をしなくても、Let's Encryptの証明書が全主要ブラウザで通用するようになった。

» 2015年10月21日 07時31分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

 インターネット上の通信を暗号化するTLSのために必要なサーバ証明書を無料で発行している「Let's Encrypt」は10月19日、米大手認証局(CA)IdenTrustとのクロス署名が実現し、Let's Encryptの発行する証明書が全主要ブラウザで信頼できる証明書として認識されるようになったと発表した。

Let's Encryptが本格始動

 クロス署名はLet's Encryptが発行する中間証明書の「Let's Encrypt Authority X1」と「Let's Encrypt Authority X2」の両方が対象となる。これでユーザー側で特別な設定をしなくても、これら証明書を使ったWebサイトのURLにhttpsの鍵マークが表示され、安全な接続が保証される。

 Let's EncryptはTLSの普及を目指し、手軽に実装できるサーバ証明書を無料で発行するCAとして、MozillaやCisco Systemsといった大手のバックアップで2014年に創設された。2015年9月には初の証明書を発行し、βプログラムへの参加サイトを募っている。

大手のIT企業、組織がスポンサードしている

ITmedia エンタープライズ編集部からのお知らせ

プロフェッショナルトークにこの連載でおなじみ、萩原 栄幸氏をお招きして、「内部脅威にも外部脅威に対抗可能な情報漏洩対策」をテーマに勉強会を開催いたします。

日 時:2015年11月12日(木) 18:00〜20:10(受付 17:30〜)

会 場:アイティメディア セミナールーム

参加費:無料(事前登録制)

詳細・お申込みはこちらから


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ