Adobe AcrobatとReaderおよびDigital Editionsの深刻な脆弱性が修正された。Flash Playerのセキュリティアップデートは数日中に公開される予定だ。
米Adobe Systemsは3月8日、Adobe AcrobatとReaderおよび電子書籍アプリ「Adobe Digital Editions」の更新版を公開し、深刻な脆弱性を修正した。また、Flash Playerのセキュリティアップデートを数日中に公開すると予告している。
AcrobatとReaderの更新版はWindowsとMac向けに公開され、3件の脆弱性を修正した。悪用された場合、コードを実行され、システムを制御される恐れがある。
脆弱性を修正した更新版は、Windows、Mac向けともAcrobat DC/Acrobat Reader DCの連続トラックがバージョン15.010.20060、クラシックトラックが15.006.30121、Acrobat XI/Reader XIはバージョン11.0.15となる。優先度は上から2番目の「2」に指定。現時点で攻撃の発生は確認されておらず、30日以内をメドに更新するよう呼び掛けている。
一方、Adobe Digital EditionsはWindowsとMac、iOS、Android向けに、1件の深刻な脆弱性を修正する更新版のバージョン4.5.1が公開された。脆弱性を突いてコードを実行される可能性も指摘されているが、優先度は最も低い「3」と位置付け、管理者が判断したタイミングでの更新を促している。
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