iOSやmacOS、watchOS、tvOS、Safariの深刻な脆弱性が多数修正された。
米Appleは10月24日にリリースしたiOSやmacOSのソフトウェアアップデートで多数の深刻な脆弱性を修正した。併せてwatchOS、tvOS、Safariのセキュリティアップデートも公開している。
Appleのセキュリティ情報によると、iOS更新版の「iOS 10.1」ではiPhone 5以降、iPadの第4世代以降、iPod touchの第6世代以降を対象として、任意のコード実行や情報流出など計12件の脆弱性に対処した。これら脆弱性は、Apple Watchを対象とする「watchOS 3.1」でも修正された。
「macOS Sierra 10.12.1」はOS X Yosemite(10.10.5)、El Capitan(10.11.6)、macOS Sierra(10.12)向けとなる。任意のコード実行や権限昇格、情報流出など15件の脆弱性に対処している。
Webブラウザ更新版の「Safari 10.0.1」ではWebKitに存在する脆弱性3件が修正された。悪用されれば細工を施したWebコンテンツを使って任意のコードを実行されたりユーザー情報が流出したりする恐れがある。同アップデートはEl Capitan(10.11.6)、macOS Sierra(10.12)が対象となる。
第4世代のApple TVを対象とする「tvOS 10.0.1」でも、計10件の脆弱性が修正された。
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