Jenkinsの脆弱性突くマルウェアが横行、プラグインにも多数の脆弱性か――米セキュリティ機関が発表

オープンソースCIツール「Jenkins」の脆弱性を突いて仮想通貨Moneroを採掘しようとするマルウェアが出回っているという。また、Jenkinsのプラグインの多くで脆弱性が放置されている問題も指摘された。

» 2019年05月09日 11時00分 公開
[鈴木聖子ITmedia]

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 米セキュリティ機関のSANS Internet Storm Center(以下、SANS)は2019年5月7日、オープンソースの継続的インテグレーション(CI)ツール「Jenkins」の脆弱(ぜいじゃく)性を突いて、仮想通貨Moneroを採掘しようとするマルウェアが出回っていると伝えた

 SANSによれば、現在出回っているマルウェアは、高度な手口を使ってシステムに潜伏し、システム内を移動する一方でインターネット上で新たな標的を見つけ、仮想通貨採掘マルウェアをダウンロードして実行しようとする。

photo 「Jenkins」の脆弱性を突いたマルウェアについての概要図(画像提供:SANS Internet Storm Center)

Jenkins側も気付いていた?――専門家が指摘する「大量の脆弱性」の可能性

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