Appleは、IntelのCPUに発覚した「MDS」と呼ばれる脆弱性について、新たなセキュリティアップデートで対策を講じた。
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Appleは、macOSやiOSなどのセキュリティアップデートを2019年5月14日付で公開した。IntelのCPUに発覚した「Microarchitectural Data Sampling」(MDS=別名「ZombieLoad」)と呼ばれる脆弱(ぜいじゃく)性については、今回公開した「macOS Mojave 10.14.5」で対策を講じたことを明らかにした。
Appleによると、macOS Mojave 10.14.5には、Webブラウザ「Safari」のアップデートが含まれており、JavaScriptや悪質なWebサイト経由でMDSが悪用されることを防ぐ対策を実装した。パフォーマンスに大きな影響が出ることはないとしている。
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