18カ月で35億回も 金融サービスの顧客を狙うサイバー攻撃の傾向が判明

Akamaiが発表したレポートによると、金融サービスを利用する顧客の個人データや銀行口座情報がリスクにさらされているという。フィッシングサイトの被害を受けた組織の50%が金融サービス部門だった。不正ログイン攻撃も18カ月で35億回確認された。

» 2019年08月16日 10時30分 公開
[ITmedia]

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 Akamaiは2019年8月15日、2019年版セキュリティレポート「インターネットの現状 State of the Internet(SOTI)/セキュリティ | 金融サービスへの攻撃エコノミー」を発表した。それによると、フィッシングサイトの被害を受けた組織の50%が金融サービス部門だった。さらに、不正ログイン(Credential Stuffing)攻撃も過去18カ月で35億回確認されており、金融サービスを利用する顧客の個人データや銀行口座情報がリスクにさらされていることが明らかになった。

 同レポートでは、「2018年12月2日〜2019年5月4日にかけて、19万7524件のフィッシングサイトを検出した」としている。その66%は直接ユーザーを標的としたもので、うち半数が金融サービス業界の企業を標的にしていた。

調査で分かった主な攻撃手法とは

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