メインフレームの“古い”常識を覆せ 最新版IBM Zが見せるDXへの野望(1/3 ページ)

IBMがメインフレーム「IBM Z」シリーズの最新版「IBM z15」を発表した。どうしても持たれがちな“古い”印象に対して「メインフレームがクラウド環境のDXを加速させる」と山口社長が意気込む新機能と、そこにIBMが賭ける野望とは。

» 2019年09月17日 11時00分 公開
[谷川耕一ITmedia]

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 2021年までに、企業の85%がハイブリッドクラウドやマルチクラウドを採用すると予測されている。その中にあって、依然堅調なのがメインフレームだ。実は、メインフレームの「IBM Z」では、全世界のクレジットカード決済処理の87%を含む、1日あたり300億件ものトランザクションが処理されている。

 日本IBMは2019年9月13日、2年ぶりに最新版のメインフレーム「IBM z15(以下、z15)」を発表した。同社が着々と進めるメインフレームの進化は、どこへ向かうのか。

日本IBMが発表した最新版メインフレーム「IBM z15」(出典:日本IBM)

「クラウド時代にメインフレームの居場所はあるか?」にIBMが出した答え

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