マルウェアが仕込まれたアプリは、いずれもインドの企業が提供していた。この企業のアプリは過去にGoogle Play Storeからも削除されていたが、その後復活している。
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モバイル端末のセキュリティ対策を手掛けるWanderaは2019年10月24日、Appleの公式アプリストア「App Store」で、マルウェアの仕込まれた不正アプリが17本見つかったと発表した。いずれも広告収入をだまし取る目的で、バックグラウンドで不正なサーバと通信し、ユーザーが広告を閲覧したように見せかけていたとされる。
Wanderaによると、問題のアプリには「clicker」と呼ばれるトロイの木馬モジュールが仕込まれ、「バックグラウンドでWebページを開く」「ユーザーが何もしなくてもリンクをクリックする」といった、広告詐欺関連の動作が実行される仕組みになっていた。それによってWebトラフィックを水増しし、不正な広告収入を得ようとしていたと思われる。
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