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» 2019年12月13日 10時00分 公開

RPAも“as a Service”化:「bot開発は上級者のもの」はもう古い、誰でも簡単に開発できるRPAが目指す先とは

多くの企業で導入が進むRPA。しかし、大きな成果を挙げている企業はまだ少ない。果たしてRPAを企業に浸透させるにはどうすればいいのだろうか。

[PR/ITmedia]
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なかなか広まらないRPA、ポイントは内製化

オートメーション・エニウェア・ジャパン シニアセールスエンジニアの霜田智之氏

 RPA(Robotic Process Automation)は、人材不足にあえぐ企業が働き方改革やデジタルトランスフォーメーション(DX)などの新しい取り組みを推進するための技術の一つとして、大いに期待されている。しかし現状はそれほど甘くないようだ。

 「2019年現在ですでに90%を超える日本の大企業がRPAを導入しているといわれています。ところが、50個以上のbot(ロボット)を稼働させている企業は、そのうちたった5%にすぎません。bot50個は“個人の多くの業務”を自動化するときの目安となり、企業のRPA導入としては入門レベルの指標です。つまり、入門を超えて“活用”に至り、大きな成果を挙げている企業はごくわずかなのです」と話すのは、オートメーション・エニウェア・ジャパン シニアセールスエンジニアの霜田智之氏だ。

 霜田氏は、RPAを企業に浸透させるポイントとして「内製化」を挙げる。

 「個人レベルを超えて企業としてRPAで効果を挙げるには、数百〜数千のbotを開発し、適切に管理する必要があります。これを外部の開発ベンダーやインテグレーターに任せていては、到底広められません。徹底的に扱いやすいツールを採用して、現場が自らRPAのbot開発、活用サイクルを回せるようになることが重要です」(霜田氏)

 ITmedia エンタープライズが行ったRPAに関する読者調査の問い「RPA製品、選択の指針」でも、「初心者でも扱いやすい操作性」が上位にランクインしている。現場ではRPAのbotを容易に開発しやすい操作性が求められているのだ。

ITmedia エンタープライズが行ったRPAに関する読者調査の質問「RPA製品、選択の指針」の回答

“RPAaaS”を実現した「Automation Anywhere Enterprise A2019」

 Automation Anywhereが提供する最新の「Automation Anywhere Enterprise A2019」(AAE A2019)は、クラウドネイティブな“RPA as a Service”(RPAaaS)だ。インフラ構築、管理が不要なクラウドサービスで、Webブラウザさえあればすぐに利用でき、俊敏性と拡張性に富む。

 RPAaaS化されたAAE A2019は、マウス操作だけでbotを開発できるフローチャート式の開発画面が実装された。今までのコマンドリスト式も用意されていて、Automation Anywhereを使っていた開発者は使い勝手を変えることなく開発可能だ。

 チュートリアルコンテンツも用意され、サンプルbotを作りながら操作方法を一から学べる。

ステップ・バイ・ステップのチュートリアルでbotを作りながら操作方法を学べる

 ユーザーのPC操作を記録してbot化するレコーダー機能は従来3つに分かれていたがAAE A2019で1つに統合され、Windows、Webブラウザ、主要なアプリケーションの各種操作をまとめて記録できる。AAE A2019は、複雑な操作を必要とするbotも簡単に作成可能だ。

 「“as a Service”であるから展開も容易で、俊敏性や拡張性はオンプレミス型のRPAとは比べものになりません。一方、センシティブなユーザーデータは実行環境側で管理し、クラウドではbotの開発、管理のためのツールとデータのみを管理します。暗号化などのセキュリティ対策も万全で、GDPR(一般データ保護規制)をはじめとした各種国際規制要件を満たしています」(霜田氏)

 さらにAAE A2019は、自動化に組み込めるAI(人工知能)「IQ Bot」や、RPA活用の状況を分析できるBI「Bot Insight」といった機能もオプションで利用できる他、ユーザーや開発ベンダーが作成したbotを「Bot Store」で購入可能だ。また「Office 365」や「G Suite」などの主要なサービス向けのコマンドが毎日のように追加され、機能強化が図られている。世界的にシェアが高いAutomation Anywhereの強みの一つである、強力なエコシステムがAAE A2019に反映されているのだ。

開発しやすさを追求したAAE A2019

 AAE A2019の大きな特徴のうちの一つは、上述したように、フローチャート式でbot開発が極めて容易になったことである。単純な作業であれば、ほぼドラッグ&ドロップのみでbotを制作可能だ。開発の様子を解説しよう。

 AAE A2019は日本語を含む10言語以上に対応しており、グローバル展開している企業でも、現地スタッフに利用させることができる。

 下図では、フローチャート式と従来のコマンドリスト式の両画面を表示している。「アクション」で使いたいコマンドを選び、中央にドラッグ&ドロップで並べていくだけでよい。コマンド名称は使い勝手を考慮して英語のままだが、説明文などは順次日本語化される。

開発画面は日本語対応していて、ドラッグ&ドロップと簡単な操作だけでbotを開発できる

 この例では、

  • Webブラウザを開いて指定のURLを開く
  • Webページの表をキャプチャーする
  • キャプチャーした表をデータベースとして記録する
  • Excelファイルに書き込む
  • そのファイルを開く

という作業をbot化している。何らかのアクションを追加したければ、フローチャートの途中に挿入できる。右上の「Run」をクリックすれば、開発中のbotを直接に稼働させ、テスト可能だ。

コマンドをドラッグ&ドロップでフローチャートの途中に挿入することでアクションを追加できる
開発中のbotを直接に稼働させ、テスト可能
オートメーション・エニウェア・ジャパン ディレクター セールスエンジニアの由井希佳氏

 開発スペシャリスト向けにはインラインスクリプティングや「コマンド」を追加するためのSDKを使って開発できる機能もある。

 「クラウドで開発、管理するため、チームでbotを開発するコラボレーションの促進にも最適です。AAE A2019はフローチャート式とコマンドリスト式の両方を同時に表示できるので、フローチャート式を使っている開発初心者とコマンドリスト式を使っている開発スペシャリストが、1つの画面を見て相談しながらbotの開発およびメンテナンスが可能になります」と、オートメーション・エニウェア・ジャパン ディレクター セールスエンジニアの由井希佳氏は述べる。

 「さらにAAE A2019は複数のbotで共通して利用される部品をコマンドとして開発できるため、開発が属人化することなく実施できます。フローは他の業務や部門で少し改変して再利用することも容易です。開発状況やアクセス状況などもログに記録されるため、監査や統制にも役立ちます」(由井氏)

監査ログ画面

AAE A2019は単なるRPAツールではない

 RPAは、個々の“既存業務”をそのまま自動化するものとして捉えると、大きな効果は得られない。「既存業務の整理、標準化と共通業務の自動化を通じて企業全体の効率化を図るもの」「貴重な人的リソースを単純労働から解放し、より高度な益のある業務へシフトさせるもの」として検討すべきだ。

 「オンプレミス版はデバイス単位でしたが、クラウド版はユーザー単位のライセンスに変更されたため、全社的な導入もしやすくなりました。全てのスタッフが活用、実践できるため企業的なRPA化が可能となり、導入効果が大幅に向上します」(由井氏)

 AAE A2019は、単なるRPAツールではなく、AIやBIなどの機能を盛り込んだ「デジタルワークフォースプラットフォーム」である。全社的な生産性を改善、向上させるためのソリューションだ。

 Bot Storeを活用すれば、より簡易に世界中の知見を吸収できる。2020年には社内向けの“プライベート Bot Store”が提供される予定で、ある部門で作成したbotを他の部門で活用するという資産の共有も可能になる。

 「人員を追加する前に、RPAで解決できないかどうかをチェックする。業務改善をRPAファーストで検討するようになる世界が目の前にあるのです」(霜田氏)

 国内では、日本初のAutomation Anywhere最上位プラチナム/ディストリビューターであるSB C&Sが広く展開している。他社ツールを含めて広く深く知見、ノウハウを蓄積したRPA専任チームが、販売パートナーとともに全国のユーザーに届けている。

 また企業規模やデバイス数、機能などの制限はあるものの、bot開発をじっくりと試してみたい、将来の本格的な導入に備えたいという場合は、「Automation Anywhere Community Edition」(以下、Community Edition)がある。AAE A2019と同様の操作でbotを開発できる他、IQ BotやBot Insightにも対応しており、Bot Storeも利用可能になる予定だという。これで、AAE A2019の簡便さを体験してみてはいかがだろうか。

 SB C&SのRPA専任チーム主催のDeveloper Community「AA de Knight」も2019年11月の開催を皮切りに今後も継続的な開催が予定されていて、Automation Anywhereはますます進化していくことだろう。大いに期待したい。

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提供:SB C&S株式会社、オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社
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