光で異常を検知 NECと東北電力ネットワークがフィールド検証を開始

NECは、光センサー技術LiDARを活用した異常検知分析エンジンを開発した。2020年10月から、東北電力ネットワーク宮城管内の変電所で、巡視点検システムのフィールド検証を実施する。

» 2020年09月08日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 NECは2020年9月7日、LiDAR(Light Detection And Ranging:光による検知と測距)技術を活用した異常検知分析エンジンを開発したと発表した。2020年10月から、東北電力ネットワーク宮城管内の変電所で、同エンジンを組み込んだ巡視点検システムのフィールド検証を実施する。

 LiDARは、レーザーなどの光を対象物に照射して、その反射光から対象物までの距離や輝度を測定し、対象物の形状や輝度を読み取る技術だ。自動車の自動運転技術にも活用されている。

 NECは、国内の人手不足の深刻化に伴い、あらゆる産業で先端技術による業務変革の需要が高まっていると指摘する。同社によると、同社の異常検知分析エンジンは、可視化した外観データから異常を検出し、設備点検業務といったシーンで人手による工数を削減できるという。

LiDARを活用した異常検知分析エンジン その詳細とは?

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