2021年にもう一度“トラスト”を考え直す 「無条件に信頼しない」3つのポイント半径300メートルのIT

2021年最初のコラムは、ITセキュリティにおける「トラスト」について考えます。トラストは、セキュリティの根幹をなす重要な考え方です。本稿でトラストするものとトラストしないものをもう一度確認しましょう。

» 2021年01月05日 07時00分 公開
[宮田健ITmedia]

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 2021年がやってきました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の猛威はいまだ続いていますが、今年(2021年)こそは全てがより良い方向に向かうことを期待しましょう。2021年最初のコラムは、ITセキュリティにおける「トラスト」について考えていきます。トラストはセキュリティの根幹にあるものです。今回は、2021年にトラストを考え直す上での3つのポイントを紹介します。

“トラスト”に注目が集まった2020年

 トラストといえばやはり、IT業界における2020年のバズワードである“ゼロトラスト”という言葉が思い浮かぶでしょう。ゼロトラストネットワークは、今や多くの企業が本格的に導入しており、Googleなどの巨大企業だけのものではなくなりつつあります。例えば古河電気工業は、COVID-19をきっかけにセキュリティを強化し、わずか半年でゼロトラストネットワークを導入しました。

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