企業がDXを成功させるポイントはどこにあるのか。日本マイクロソフトの吉田仁志社長は4つの要素を挙げた。その内容とは――。
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「経済や社会の状況が不透明な中で、デジタルトランスフォーメーション(DX)は企業にとって喫緊の課題だ。しかし、DXに取り組む日本企業はわずか13%。日本にとってDXはまさに“待ったなし”だ」
日本マイクロソフトの吉田仁志氏(代表取締役社長)は、同社が2021年10月11〜14日に開催したオンラインイベント「Microsoft Japan Digital Days」の基調講演で、総務省の「令和3年度 情報通信白書」に記載された調査結果を引用しながら、こう切り出した。
日本企業にとって「待ったなし」のDXを成功させるためにはどうすればよいのか。吉田氏は4つの要素を挙げた。この話が興味深かったので、今回はその内容に注目する。
吉田氏が挙げた4つの要素とは、「ビジョンと戦略」「組織文化」「独自性」「人材」である。これらを挙げた理由について、同氏は次のように説明した(図1)。
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