NECがオンライン診療やデジタル問診などのクラウドサービスを提供開始医療現場のアナログ業務を改善

NECが医療におけるクラウドサービス事業を強化している。同社は2025年度末までに200施設以上へのサービス導入を目指す。

» 2021年11月19日 12時30分 公開
[田中広美ITmedia]

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 NECは2021年11月17日、医療分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)に向け、クラウドサービスを含む4つのサービスを同月から順次提供すると発表した。

 医療業界は現在、医師と看護師の不足、偏在に伴う医療機関の業務量過多や地域による医療格差などさまざまな課題に直面している。コロナ禍での安全、安心な環境作りや業務負担軽減、地域医療機関同士の連携も重要な課題だ。

 こうした中、政府は「データヘルス改革」を掲げて医療、介護現場での情報利活用の推進やオンライン資格確認の普及など医療機関のデジタル化を進めている。

医師の働き方改革を支援するクラウドサービスとは

 NECが提供予定のサービスは大きく2つのカテゴリーに分かれている。1つが医療機関を支援するサービスと電子カルテシステムを安全に接続する「MegaOak Cloud Gateway」、もう1つが「MegaOak Cloud Gateway」を通じて提供するサービスだ。

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