DX組織立ち上げの機運が高まる中、まったく異なる業務で活躍されていた方々が社内データサイエンティストの候補となることも多いでしょう。データサイエンティスト候補として選ばれた方々の視点に立ち、データサイエンスのスキルを身に付ける方法について紹介します。
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多くの企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでいます。DXを推進する際は、専門組織を立ち上げて幾つかのスキルを持った人材を招集することが一般的です。中でもデータサイエンスを理解する人材はキー人材になり得る存在です。データサイエンティストを抱える社外の事業者と連携することも一つの手ですが、「データドリブン経営」という言葉が流行する今、事業のあらゆる場面でデータに基づいた意思決定をするために、社内でデータサイエンティストを育成する重要性が増しています。こうした時流を受けて前回は、データサイエンティストを束ねるマネジャーの方々がどのようにデータサイエンティストを育て、チーミングすればよいかを解説しました。
DX組織立ち上げの機運が高まる中、まったく異なる業務で活躍されていた方々が社内データサイエンティストの候補となることも多いでしょう。今回は、データサイエンティスト候補として選ばれた方々の視点に立ち、データサイエンスのスキルを身に付ける方法について紹介します。
日立製作所(以下、日立)のLumada Data Science Lab.では、データサイエンティストを100人以上、日立全社では3000人以上育成してきました。日立が有するモビリティ、インダストリー、エネルギー、ライフ、ITといったさまざまなセクターから有志が集まり、データサイエンティストとして活躍しています。その経験を踏まえ、データサイエンティストとしてどのように腕を磨くのかを4つの観点から解説します。
(1) 基本スキルの向上
(2) 実践経験によるスキルアップ
(3) 仲間と競い合うことによる相互研さん
(4) データサイエンスによるやりがい、楽しさ
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