Googleは2022年6月1日、毎秒4600万リクエストという大規模な分散型サービス拒否攻撃を受けた。これはWikipediaにおける1日分のアクセスが10秒間で行われるような規模のリクエスト攻撃だが、Googleはこれを同社のエッジでブロックし、ユーザーへの影響を最小限に抑えたと説明した。
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Googleは2022年8月19日(現地時間)、同社のブログ「How Google Cloud blocked largest Layer 7 DDoS attack yet, 46 million rps|Google Cloud Blog」で、2022年6月1日に毎秒4600万リクエストという大規模な分散型サービス拒否攻撃(DDoS: Distributed Denial of Service attack)を受けたがブロックしたと伝えた。同社は「この攻撃はWikipediaへの1日のリクエストを10秒間で受信するようなものであり、大規模で強烈な攻撃だった」と伝えた。
Googleによると、この数年間でDDoS攻撃の頻度と規模が指数関数的に増加しており、社会のインフラストラクチャであるWebはこうしたリスクに脅かされている。
Googleが2022年6月1日に観測した大規模なDDoS攻撃の主なタイムラインは以下だ。
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