NordVPNは2022年に使われたパスワードランキングのトップ200を発表した。グローバルの調査結果からユーザーのパスワード傾向が明らかになった。このランキングに入っているパスワードはサイバー攻撃者に悪用される可能性があるため、変更することをお勧めする。
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パスワード管理ツール「NordPass」を提供するVPNサービスプロバイダーのNordVPNは2022年11月15日(現地時間)、2022年に使われたパスワードランキングのトップ200を発表した。
同ランキングは毎年発表されており、サイバーセキュリティインシデント専門の研究者らが30カ国以上の3TBに及ぶデータベースを分析し、最も広く使われているパスワードを掲載したものだ。よく使用されているパスワードはサイバー攻撃に悪用されやすいパスワードであるため注意が必要だ。
NordVPNが発表した2022年に最もよく使われたパスワードトップ20は以下の通りだ。
調査によれば、よく使われるパスワードの1位は「password」、2位が「123456」、3位が「123456789」となった。特に覚えやすい数列はパスワードとして使われていることが明らかになった。それ以外では「qwerty」など、キーボードのキーを一定のパターンで押した場合に入力される文字列もパスワードとして使われる傾向がある。
2022年に発表されたランキングのうち、日本でよく使われたパスワードトップ20の調査結果は以下の通りだ。世界の傾向と大きく変化はないが、日本語由来の単語や人名、キャラクター名などがエントリーしている点が特徴的だ。
また、2019〜2021年までのパスワードトップ10は以下の通りだ。
【2021年】よく使われたパスワードトップ10
【2020年】よく使われたパスワードトップ10
【2019年】よく使われたパスワードトップ10
これらの調査結果を見ると、順位の変動はあるものの、「password」や「123456」などのパスワードは毎年ランクインしている。今回発表されたパスワードランキングに入っているパスワードを使用している場合は、より強力なパスワードに変更することをお勧めする。
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